内藤記念館プロポーザル
技術提案に関する課題
① 敷地周辺の歴史的景観・環境に配慮した設計
② 公開承認施設を目指す設計技術(国宝・重要文化財や芸術作品が観賞・収蔵できる施設設計)
③ 地形へ対応した設計(施設アクセスにおけるバリアフリーへの考慮)
④ 日本庭園や樹木を活かした空間と和室(茶室)の設計
⑤ 維持管理費の軽減を実現するための提案
計画コンセプト
【立体回遊式庭園 ~歴史・庭園・風景を巡る歴史民俗博物館】
日本庭園に溶け込み、城山公園と一体感ある風景を生む立体回遊式庭園の歴史民俗博物館です。内藤家旧宅の雁行した日本庭園様式の特徴と延岡城跡の風景を継承し、展示を巡回する過程で既存の日本庭園や周囲の風景を同時に回遊する体験型の博物館です。建物全体が庭園であり、城跡公園のような体験をつくりだします。
計画に当たっての配慮事項
① 延岡城跡との景観、内藤家邸宅跡の歴史を融合した新しい風景をつくる
② 公開承認施設を目指す展示・保存・管理のゾーニング
③ 人に優しい施設 -すべての人が居心地よく使いやすい施設づくり
④ 日本庭園+広場+屋上庭園の一体的なランドスケープ
⑤ からみ煉瓦ブロック壁のダブルスキン構造による温熱環境の調和
⑥ 交流を生む場の仕掛けづくり
【 建築概要 】
施設名称:(仮称) 延岡市 歴史民俗博物館
建設予定地: 延岡市天神小路 255 番地 1
敷地面積: 8,820.35 ㎡
延べ床面積:約 3,500 ㎡(本棟 3,380 ㎡・屋外和室 120 ㎡)駐車場を除く
階 数 本棟:地上2階
屋外和室:地上1階
構 造 本棟:鉄筋コンクリート造
屋外和室:木造 等
駐車場収容台数 総台数: 3 台 程度
(内訳)障がい者用 2 台 程度 搬出入車用1台〔4tロングトラック〕 程度
用途地域:第1種住居地域
建ぺい率:40%
容積率:200%
第2種風致地区(建築物高さ15m)・準防火地域(一部)